「資産運用」と聞くと難しいように感じてしまう。色々とやらないといけないことが多そうで億劫だな、と思う人は簡単なことから始めてみましょう。30分程度で出来ることです。
※よくこの手の記事では目標を置きましょうという話はありますが、私はつべこべ言わずにまずは動き出す派です。
収入/支出を見える化する
まずは手取りの世帯収入と支出を書き出しましょう。
例として共働き夫婦のざっくりした収入と支出を書いてみました。月による変動もあると思いますが、ざっくり平均こんなもんかなで書き出すのでOKです。
大事なのは”まず書いてみる”こと!エクセルでも紙に書いてみるでも何でもOK!
■収入 | ||
夫(給与) | ¥200,000 | |
妻(給与) | ¥200,000 | |
計 | ¥400,000 | |
■支出 | ||
固定費 | 家賃 | ¥110,000 |
車のローン | ¥15,000 | |
電気代 | ¥7,000 | |
ガス代 | ¥6,000 | |
水道代 | ¥6,000 | |
生命保険 | ¥20,000 | |
医療保険 | ¥5,000 | |
自動車保険 | ¥3,000 | |
通信費 | ¥5,000 | |
スマホ | ¥10,000 | |
変動費 | 食費 | ¥60,000 |
お小遣い | ¥80,000 | |
ガソリン代 | ¥7,000 | |
交際費 | ¥20,000 | |
計 | ¥354,000 | |
収入ー支出= | ¥46,000 |
貯金は余剰資金ですればよいのか?
答えはNO。
余剰資金は収入や支出で変動するため、計算しにくい欠点があります。将来への蓄えを念頭にして貯金や運用資金を捻出する際は「固定費」として初め支出に入れておきましょう。目安は収入の20~30%です。
では20%の貯金/運用資金を固定費に入れてみましょう。
■収入 | ||
夫(給与) | ¥200,000 | |
妻(給与) | ¥200,000 | |
計 | ¥400,000 | |
■支出 | ||
固定費 | 家賃 | ¥110,000 |
貯金、運用資金 | ¥80,000 | |
車のローン | ¥15,000 | |
電気代 | ¥7,000 | |
ガス代 | ¥6,000 | |
水道代 | ¥6,000 | |
生命保険 | ¥20,000 | |
医療保険 | ¥5,000 | |
自動車保険 | ¥3,000 | |
通信費 | ¥5,000 | |
スマホ | ¥10,000 | |
変動費 | 食費 | ¥60,000 |
お小遣い | ¥80,000 | |
ガソリン代 | ¥7,000 | |
交際費 | ¥20,000 | |
計 | ¥434,000 | |
収入ー支出= | ¥-34,000 |
次は収支がマイナスになりました。これではいけないので対応が必要です。
固定費、変動費の削減効果
一番お勧めするのは固定費の削減です。
固定は一度削減出来れば毎月細かく修正する必要がありません。特に比率の大きい家賃や車関係は削減効果も大きいので実施する価値は高いです。特に車は税金もかかるので使用頻度が高くない場合は思い切って手放すのもありだと思います。
昨今カーリースやカーシェアなど便利なシステムが増えてきているので再考の余地はあると思います。
それでもなかなか固定費の削減が難しい場合には変動費の見直しをかけましょう。
食費は下手に削減して栄養バランスが悪くなり、病気になるリスクを考慮し外食は減らすかな~くらいに止めておいていいと思ってます。外食をそもそもしてない場合は、素直にお小遣いや交際費を減らすようにしましょう。
ちなみに「削減なんてナンセンス、俺は鬼のように働いて収入を上げるから全然OK」って考えも個人的にはとても支持したいです。昨今のサラリーマンは昇給も少なく、残業規制も厳しくなっているという前提でお話します。(私がまさにそれに当てはまるので・・)
■収入 | ||
夫(給与) | ¥200,000 | |
妻(給与) | ¥200,000 | |
計 | ¥400,000 | |
■支出 | ||
固定費 | 家賃 | ¥110,000 |
貯金、運用資金 | ¥80,000 | |
車のローン | ¥15,000 | |
電気代 | ¥7,000 | |
ガス代 | ¥6,000 | |
水道代 | ¥6,000 | |
生命保険 | ¥20,000 | |
医療保険 | ¥5,000 | |
自動車保険 | ¥3,000 | |
通信費 | ¥5,000 | |
スマホ | ¥10,000 | |
変動費 | 食費 | ¥60,000 |
お小遣い | ¥50,000 | |
ガソリン代 | ¥7,000 | |
交際費 | ¥15,000 | |
計 | ¥399,000 | |
収入ー支出= | ¥1,000 |
これで形場は収支がプラスで終われました。変動費には日用品代や洋服代なども明確にわかっている場合は追加してみましょう。
見える化して1,2か月過ごしてみる
収支/支出の見える化と貯金・運用資金の固定費追加を行った後に試しに1,2か月過ごしてみましょう。その中でやっぱりここの支出はこれ以上減らせない、などの見直しをしてみてください。そのようにして、自分なりの型を作っていきましょう。
まとめ
1.現状の把握
2.固定費に貯金運用資金枠を追加(目安:手取り収入の20%以上)
3.毎月の収支が黒字になるように支出を見直す。
貯金と運用資金の比率や運用内容についてはまた今度!